北海道産食虫植物の最近の分類群 †
以下の10種4雑種5品種,合計19種類と考えられますが,今後の再検討が必要です.花付きの標本をできるだけ多く集積することが必要と思われます.花無しで採集したものの中には雑種を含んでいる可能性もあります.
モウセンゴケ科 Droseraceae †
- モウセンゴケ Drosera rotundifolia
- ナガバノモウセンゴケ D. anglica
- サジバモウセンゴケ D. X obovata
タヌキモ科 Lentibulariaceae †
- ムシトリスミレ Pinguicula macroceras
- ホザキノミミカキグサ Utricularia caerulea
- ムラサキミミカキグサ U. uliginosa
- シロバナミミカキグサ U.uliginosa f. albida
- コタヌキモ U. intermedia
- ベンテンコタヌキモ U. X bentensis
- ヒメタヌキモ U. minor
- フトヒメタヌキモ U. minor f. stricta
- ナガレヒメタヌキモ U. minor f. natans
- チビヒメタヌキモ U. minor f. terrestris
- タヌキモ(イヌタヌキモ含む) U. australis
- チョウシタヌキモ U. australis f. fixa
- オオタヌキモ U. macrorhiza
- オオタヌキモ X イヌタヌキモ(未発表)
- イヌタヌキモ X オオタヌキモ(未発表)
- ヤチコタヌキモ U. ochroleuca
ナガバノモウセンゴケ D. anglica †
種子1000粒の乾燥重量は0.022g.
ヒメタヌキモ U. minor †
ヒメタヌキモは水量が減少するに従って次のように形態が変化するようです.ヒメタヌキモ→ナガレヒメタヌキモ→チビヒメタヌキモ,北海道のチビヒメタヌキモの自生地(鵡川町)は,十勝沖地震後,水量が増し,チビヒメタヌキモは泥生枝(地中茎)を持つ普通のヒメタヌキモになりました.環境に適応するために一時的に型を変えた形態と考えられるようです.現地では周囲の草の根元からよじ登ろうとするものが,わずかにチビヒメタヌキモの形態を残しているそうです.チビヒメタヌキモと言われているものは新潟産も含めて開花が確認されていないようです.
参考資料 †
- 北海道産食虫植物の最近のtaxon:北海道食虫植物情報 No.301:2003.10.22
- ヒメタヌキモの生態:北海道食虫植物情報 303:2005.07.01
- ヒメタヌキモの生態-生態型と適応型との区別-:北海道食虫植物情報 304:2005.07.02
分布 †